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骨盤底筋とヨガ 

2024.12.06

先日、骨盤底筋とヨガについてのワークショップに参加しました。講師は産婦人科医でヨガの実践者でもある高尾美穂先生。金髪のショートヘアというファンキーな髪形がかっこいい女医さんでした。

骨盤底筋の構造や役割、なぜ鍛える必要があるのか、どうやったら鍛えられるのか…。そんなことを勉強し、いろいろと考えさせられる2時間でした。

排泄のコントロールだけでなく、女性にとっては出産時に赤ちゃんが通りぬける場所でもある骨盤底筋。いくつかの層で形成されており、内部の層は自律神経が支配する筋肉でできているため、意識的なコントロールが難しい場所でもあります。

表面に近い層は、意識的に締めたりゆるめたり、のいわゆる「骨盤底筋コントロール」が可能な部分です。

なので、骨盤底筋を健康的に維持するためには

①自律神経をととのえるような生活や行動習慣

②意識的な骨盤底筋をコントロールする運動

この2つが大切になってくると考えられます。

今回の高尾美穂先生のワークショップでは、ヨガ(とくに立位のポーズ)が、年齢を重ねても骨盤底筋を健康に維持するために有効だと納得させられるワークショップでした。

ヨガの立位のポーズで、お尻や太もも・お腹や背中を丁寧に動かすことは、骨盤底筋を活性し、尿もれなどの排泄機能の低下を予防・改善する効果が期待できます。

ヨガは他のさまざまなエクササイズと比べて、関節の動きのバリエーションが豊富なのが特徴です。股関節はもちろん、肩関節・肋骨周りなどにも様々な動きが含まれているので、継続すれば若々しい関節や筋肉の動きを維持することが可能です。

また、ヨガは自律神経をととのえる効果が高いのも特徴です。

ヨガによって自律神経が調うと、骨盤底筋を含む筋肉や関節だけでなく 内臓の不調も緩和されることが期待できます。実際に、ヨガを始めたら「血圧が下がった」「血液検査の数値がよくなった」という声もよく聞きます。

加齢によるホルモンの変化や、長年の運動不足によって乱れた自律神経もヨガで調えることが期待できます。ヨガを継続することで心身に健康的な調和が取り戻されることを、ひとりでも多くの方に体験してもらいたいと願っています。

骨盤底筋についての悩みは、排泄に関することなどデリケートな事柄が多く、人に相談しにくいこともあるかもしれませんがヨガで改善する可能性があることが現在は明らかになっています。

ひとりで悩んだり抱え込んだりする前に、ぜひヨガを体験してみてください^^